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2017年 04月 26日
浮遊する巨大ミュージアム(ポルシェ ミュージアム)ポルシェ ミュージアムは、企業の理念や歴史、そして、同社のダイナミズムや創造のエネルギーを建築においてでも示し伝えています。 設計は170社による国際コンペでグランプリを獲得した、デルガン・マイスル・アソシエティッド・アーキテクトにより実施され、2008年に完成しました。 街道と鉄道の引き込み線に挟まれた三角形の敷地に、新たに設けた駅に隣接して建てられています。 4階建てのこの建物は、1階にエントランスホール・ロビー・ショップ・レストラン、 そして、来館者が修理の状況を見ることのできるメンテナンス工房があります。 1階ロビーに入ると、独立した大きな支柱が目に飛び込んできます。 エスカレーターがロビー中央から3階へ、傾斜しながら伸びています。 2階は吹き抜けとなっていて、3本の巨大な支柱で支えられており3・4階が持ち上げています。長さ160m 幅70m重さ35,000tの巨大な建物が浮遊しています。 まさにポルシェを象徴するダイナミックなフローティングストラクチャー(浮遊した構造物)が具現化されていました。 3・4階の展示空間はスロープでつながり、回遊しながら新旧のポルシェを観ることが出来ます。 ポルシェの伝統と時代に即したテクノロジーを垣間見ることにより、未来の自動車や社会の姿を体現することができました。 探訪日: 2015/ 01 探訪者: 柳川 賢次 所在地: ドイツ シュトゥットガルト
by mys-style
| 2017-04-26 09:00
| 建築採集(2017年)
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